温泉行きたい

 間が空いてしまいました。気がつけば大晦日ですよ。コミケに出かける朝、これを打っています。Twitterもなんだかややこしいことになっているし、更新頻度上げたいですね。

 ロシア連邦はただちに撤兵して戦争をやめるべきであり、手をくだした・命令した戦争犯罪人は裁かれねばならず、プーチンは大統領の座から追われねばならない。ウクライナの人々とロシアの抵抗者に支援を。

 この戦争、未だに悪い夢ではないかと思ってしまいます。どうなるのかなあ。
 クレムリンはこの戦争がロシアの存続にかかわるという評価のようですが、実際転がり方によってはロシア連邦の解体はあり得ると思っています。もっとも、それはプーチンのせいなのだけど。現ロシア国家の解体が総じてポジティブなものになるか、大いなる悲劇になるか、はたして。
 日本のウクライナへの支援がまだまだ少ないことについては不満ですね。首相や政府の幹部はキエフ訪問もしていませんよ。

 ウクライナとロシアに限らず、日本についても憂鬱なことが多いことです。来年は少しでも良いことがありますよう。でも良いことは待ってても降ってこないし、一人では本当に本当に微力とはいえ世の中を良くするために助太刀するべきなのでしょう。

 今年は連載の谷間ということもあって、しばらくぶりに単行本が出ない年でした。モーニング・ツーの新連載は鋭意準備中ですので、来年の早いうちには披露しますよ。
 そうそう、2月9日に岡山大学にてロシア・スラヴ文学研究者の越野剛先生をお相手に(そして司会が本田晃子先生です)「マンガから見るロシアの戦争」と題したトークイベントへ出ることになりました。おそるべきことです。無料、予約不要なのでお近くの方は是非おいでください。

www.let.okayama-u.ac.jp


 楽園web増刊の「主君と旅する幾つかの心得」2話、まだしばらく無料公開中ですのでこちらも観てね。

hakusensha.tameshiyo.me


 いろいろ書こうかと思ったけど、まあよいでしょう。あ、2022年の映画ベストは文句なく『ドンバス』でした。暗黒の不思議惑星キン・ザ・ザ。それに順不同で『オフィサー・アンド・スパイ』『戦争と女の顔』『ブレット・トレイン』『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』が続きます。
 あッあッ、大事なことがありました。この秋に出たキャサリン・アーデン『熊と小夜鳴鳥 冬の王1』(創元推理文庫)をイチオシ中です。14世紀が舞台の、ド直球中世ルーシ・ファンタジー。作者はロシア史やその文化に造詣の深い方とみえて、始終ニヤニヤしっぱなしでした。もちろん設定にとどまらず、物語や登場人物もたいへんに魅力的。人ならざるものがまだ人とともに暮らしていた時代、モスクワ大公国激動の時代。ラドネジの聖セルギイが登場するというだけでテンション上がるのですがこれでテンション上がる人は少数派なのは自覚しております。あと馬がお好きな方もぜひ。来年春には二作目が邦訳されるそうで、待ちきれません。

www.tsogen.co.jp




 ではでは、皆様良いお年をお迎えください。本当に、本当に!