こんにちは

 速水螺旋人です。まんが描いてます。読みはそのまま「はやみらせんじん」でどうぞ。「楽園 Le Paradis」にて「スターリングラードの凶賊」、「楽園 Web増刊」にて「主君と旅する幾つかの心得」、「MC★あくしず」にて「ロージナ年代記」連載中。コミックバンチ「男爵にふさわしい銀河旅行」モーニング・ツー大砲とスタンプ」連載完結。キジバトの声好き。「螺旋人同時上映」「靴ずれ戦線」「速水螺旋人の馬車馬大作戦」「螺旋人リアリズム」「螺旋人モダニズム」「オープンダイス・キングダム」「スパイの歩き方」等。僕の本をまず一冊なら『ワルプルギス実行委員実行する』もしくは『螺旋人同時上映』をどうぞ。読み切り作品集です。

 こちらイラスト置き場です。

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 こちらにもちょこっと。

MINITRUE GALLERY

 以前の絵はこちらに。

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 もはや廃墟と化した昔のサイトはこちら。

■空とぶ速水螺旋人■

 

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ダイキリを呑みたい

 今日、練馬でセミの声を聞きました。今季初。
 帰宅して蛇口をひねるとぬるま湯が出るし、椅子や机は生暖かい。この季節が来てしまった。

 聞いてくださいよ。バスに乗っていたら席を譲られたんですよ。ヒゲは白いし、マスクをしていると年頃がよくわからないので年寄りと思われたんでしょうか。来るべきものが来たというべきか、はじめてです。衝撃だわよ。立っていてもぜんぜん平気だわよ。お年寄り、妊婦さん、身体の不自由な方に席を譲るのは立派な美徳です。しかし、しかし……! しどろもどろになって辞退いたしました。そばに本当のご老人がいはりましたので、そちらに代わって頂きましたです。ああびっくりしたびっくりした。

 都知事選では蓮舫さんに投票しました。ベストではないけれど、半歩でもましな明日のために。
 小池さんは惰性で続けることもできた朝鮮人虐殺への追悼をわざわざ・能動的に止めたのが僕にとって特に許容し難いことです。また、自身と相反する意見に向き合わない姿勢も目立ち、これらを併せて考えると「まつろわぬ少数派」にきわめて冷たい。為政者としてまったく不適格です。
 でもって蓋を開けてみればいやー現職は強い。見れば見るほど負けに不思議の負けなし。面白いことはそうそう起こらぬものです。腐らず地味に敬意をもって粛々とやっていきましょう。

 お知らせ。
 「楽園 Le Paradis」第45号発売中です。東部戦線ウエスタン「スターリングラードの凶賊」もいよいよ8話。今回は完全にトーシャが主人公の回です。ルスランカ推しの方申し訳ありません。スペイン、ロンドン、ソ連と舞台もあちこちに。自信たっぷりに面白いので読んでくださいね。電子書籍版は今月末から買うことができます。

www.hakusensha.co.jp

 早川書房が新たにさまざまなコミック展開を企画する「ハヤコミ」というコミックサイトをオープンします。こちらで逢坂冬馬さんの「同志少女よ、敵を撃て」が鎌谷悠希さんによって漫画化、僕が監修を担当することになりました。あの話題作のお手伝いということで光栄であると同時に責任も重大です。そして鎌谷さんがこの作品を手がけるというのはいち読者としても楽しみ。今月23日公開です。是非ともよろしくお願い致します。

prtimes.jp

とどろきわたるメーデーの

 窓を開けて扇風機を回すのが心地よい季節です。いま時分がいちばん快適なんじゃないかしら。とか言っていると今日(5月1日)はうすら寒い雨降りで扇風機どころではない。
 帰省して竹の子ごはんもたっぷり頂けましたよ。竹の子についてはお国自慢をしてはばからないのだ。もっともたいへん手間がかかるもので、最近は後継者不足が深刻だそうですが……竹林もだいぶ減りました。竹の子農家用の鍬などを作っている鍛冶屋など故郷の町では一軒しか残っていないそうです。
 そうそう、鉢植えのテーブルヤシになにやらツブツブしたものが伸びてきて、調べてみたら花なんですよ。丁寧に5年以上育てると咲くらしいです。丁寧にはほど遠い扱いをしているのに、お前立派だなあ……はたして黄色い可憐な花が咲きました。いじらしい。



 今回はおもにお知らせです。
 楽園、春のweb増刊で名ばかり男爵の銀河ローリングストーン遍歴『主君にふさわしい銀河旅行』6話が公開されました。面白いですよー読んでね!

hakusensha.tameshiyo.me



 イベントふたつ。
 5月12日、インテックス大阪で開催される関西コミティアに参加します。F-14「ボストーク通信社」です。F-14! 大阪のイベントは1年ぶりです。来てね来てね。
 そして5月26日には東京ビッグサイトが会場のコミティアに参加します。P05a「ボストーク通信社」です。新刊ある予定なので来てくださいね。

 もいっちょ。
 間が空いてしまいましたが、冬コミで出したラクガキ本『厄除け画集2023』の通販が始まっています。よろしくよろしく。

boctokpress.booth.pm

お知らせふたつ

 どうにかこうにか確定申告を済ませまして、収入の欄をあらためてなるほどなあーという顔で眺めたりしてました。

 お知らせです。
 東京は清澄白河Books&Cafeドレッドノートにて複製原画展をしております。複製原画だけではなく、原画やネームもどっさり置いてあります。4/7(土)まで。よろしくお願いします。火曜定休なのでご注意ください。
 また同じくドレッドノートにて今月30日(土)にトークイベントをします。おもに「スターリングラードの凶賊」の話をする予定です。他にももうひとつ企画を予定していまして、またお知らせします。よろしくよろしく!
 原画展とトークイベントの詳細はこちらに載っていますTwitterご覧になれる方はこちらこちらを。トークイベントはオンライン視聴もできます。

https://dreadnought20240330z.peatix.com/



 お知らせもうひとつ。
 東京は代官山 蔦屋書店で3/23、24に開催されるサブカル市というイベントでサイン会をします。僕の出番は23日(土)の13時30分~14時15分です。なにかお土産作って持っていきますね。サブカル市は僕の他にもさまざまな企画があるので是非いらっしゃいませ。2週続けてサイン会やトークイベントが入ってるもんだから人が来るかどうか不安だわよ。ほんとに来てね!

store.tsite.jp



 しかしイベントといえばほとんど東京、首都圏ばかりでちょっと心苦しい。北海道や九州でもなにかしたいなー。本業の漫画をがんばって、単行本お届けするのがいちばんではないかしら。そうね……。

 わが故郷ではぼちぼちタケノコが旬です。去りゆく冬を思ってめそめそしていたけど、タケノコは美味しいだろうしお花見もしたいな。

2年という区切り自体に意味はないものの、とはいえ

 ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まって2年。
 やはりロシアは粘り強い。その軍は野蛮ですが決して馬鹿ではなくむしろ自分の限られた手札でいかに戦うかについては昔からきわめて優秀です。経済も今のところ充分に保っています。そもそも経済が最優先の国ではない。
 とはいえクレムリンがこの戦争に勝つことはないでしょう。もしウクライナの西部を割譲して停戦となっても、それは勝利を意味しない。クレムリンがなぜ開戦へ踏み切ったのか、詳細な分析ができるのは当分先のことになるでしょうが、少なくとも影響圏の維持、帝国の維持が目的だったはずです。
 しかしゼレンスキーの排除と傀儡政権の樹立には失敗し、最低でも一世代は続く憎悪を両国民の間に生み出してしまいました。これではルースキー・ミールもなにもあったものではありません。ロシアの西部国境を多少西へ動かしたところで、それはクレムリンの考える帝国の維持とやらに充分でしょうか。

 強権的なプーチン体制もそう長くは保ちますまい。かつてソ連はたとえそれがかりそめのものでも未来と建設のビジョンを提示することができましたが、いまのクレムリンは過去に生きています。率先して国が規範を損ねているような国ではシニシズムが蔓延し活力は失われ、経済制裁も中長期的には効いてくるでしょう。少子化も止まりません。やがて中国のジュニアパートナーになる予測は説得力があります。
 そのなかでの強権をいつまで続けられるか、はたして。現在、大方のロシア人がプーチンを支持しているとしても(積極的に支持しているのは少数でしょうが)……沈滞したロシア社会がそのままプーチン的なものを受け容れ続ける将来もあり得る気がしてきたな。いやいや。
 ロシア人はスターリン時代を経ても活力と批判精神を忘れることはありませんでした。僕は期待します。

 しかしクレムリンが勝利できないことと、ウクライナが勝つことは別問題です。ましてウクライナ人はロシアの変革のために戦っているわけではない(ウクライナの勝利がロシアの変革を早めはするでしょうが)。ここまであからさまな侵略を良しとできるか、プーチン的なやり口を是とするか、できるわけはありません。ウクライナ人が勝利を目指して戦う限り、それを援助するのは義務なのです。

 ことここに至っては日本もウクライナへ武器援助をすべきだと思います。実に気に食わぬことです。断じて武器輸出反対という意見は本当にもっともです。それに一人ひとりのロシア人を殺すことへ自覚的に加担するのはやりきれない。
 ただ、そのためには国政の場で真摯に議論せねばならず、また日本が依って立つ自由と民主と人権という価値観を国の内外へ向け真面目に再確認せねばなりません。パレスチナなどで西側先進国政府の倫理観は相当に怪しくなりましたが、それは自由と民主と人権の概念を損なうものではないはずです。
 教育勅語を信奉するような与党議員や靖国神社へ参拝する自衛隊員を黙認などせず、大日本帝国的なものと決別を明言し、そこではじめて……と書くとやっぱりハードル高そうだなあ。いやいや。

 将来ロシア人がこの戦争をどう評価するのか、ロシア連邦が解体する可能性についてなど考えていることはいろいろあるのだけど、それはまた今度。
 せめて国境なき医師団などへの寄付を今月も続けましょう。

バレンタインデーに編集氏と会食する男

 いやいやたいへんお世話になっております。頭が上がりません。
 はい2024年お初です。本年もよろしくお願い致します。
 暖冬はテンション上がりませんなあ。近々北海道へ遊びに行く予定なのだけど、暖気北上とカチ合う気配でせっかく寒いのを楽しみにしているのに嫌だーッ。しかも北海道を離れるあたりのタイミングで普通に冷えるっぽいのですよ……日程を数日ずらしたい。

 先月、2008年のロシア映画『スチリャーギ』を観る機会がありまして、今のところ2024年映画ベストにしたいぐらい良い作品でした。舞台はスターリン死去後ながらスターリン批判と雪解け以前の1955年のモスクワ。当時のソ連にはアメリカ文化に憧れ、乏しい情報の中から想像したアメリカ風ファッションで身を固めてダンスに熱中するスチリャーギと呼ばれる若者たちがいました。当然良からぬ西側かぶれの流行とされ、当局からにらまれていたのです。そんなスチリャーギたちが主人公のミュージカル。いやあ面白かった。時代を超えて自由を歌いあげ、クレムリンへ向かうラストでは泣いてしまいましたよ。2008年にはスターリニズムへの批判も盛り込んだ、こんな映画が撮れてヒットしたのだなあ……20年もしないうちにここまで世相は変わるものです。

youtu.be



 盟友河嶋陶一朗がひさしぶりの完全新作TRPG『夜のあしあと』を出しました。夜の街を冒険する猫たちのゲームです。テストプレイに参加させてもらいまして、面白かったですよー買おう遊ぼう!

fujimi-trpg-online.jp


 野村亮馬さんの新作『第三惑星用心棒』3巻が出ましたよー、相変わらず面白い。読者を馴染みのないところへ放り出すSFの醍醐味が存分に味わえます。みんな買おう読もう!

www.amazon.co.jp



 今月25日のコミティアに参加します。東京ビッグサイトにて、K27a「ボストーク通信社」です。冬コミで出したラクガキ本と、あと運が良ければ新刊があります。来てね来てね。

 Steamで「RPGツクールXP」が無料公開されたそうで、僕のおそろしく古い絵がどっさり載っております。好きと言ってくださる方もちょくちょくいはりまして、とてもありがたいのですがおそろしく絵が古い……おそろしい!


 九井諒子さんのラクガキ本『デイドリームアワー』が本当に素晴らしくて打ちのめされました。襟を正すというか、自分も密度濃く頑張らねばと思わせる一冊。そう言ってもなかなか実行できないけども、しかししかし。漫画と絵と呑み会と旅行!

元日から大地震があったり、戦争はまだまだ続いていたり、漫画と映像業界で厳しいことがあったり、なかなか晴れやかとはいかない今年ですがやっていくしかないのでやっていきましょう。

師走最終コーナー

 気がつけばもう年の瀬。こうやってあれよあれよと言っている間に人は老い、下手すると老いすらせず、死ぬのだ。なんだか世をはかなむようなことを書いてますが元気です。先日焼肉にも行きました。カルビの脂はもうアカンかもしれないけど。

 クリスマスイブにサンタとなり、ご家庭を訪問してお子さんにプレゼントを渡すボランティアをしてきました。チャリティーサンタというNPOの活動です。TVなどで紹介され、最近認知されてきたブックサンタも同じところですね。
 がっちりサンタ姿で街を歩くとほうぼうからサンタさんだーと声をかけられるのが大変楽しい。こちらもお相手をします。サンタだからね。ふだん引きこもり仕事ですから世間と直接関わりがあることがしたかったのと、サンタには以前からなってみたかったのと、小芝居というかロールプレイ好きを活かすことができる……あたりがこのボランティアを始めたきっかけです。今年で4回目。
 あなたも来年いかがですか。僕ができるのだから大丈夫ですよ、是非に是非に。




 楽園web増刊にて「男爵にふさわしい銀河旅行」のスピンオフ連載「主君と旅する幾つかの心得」第5話が無料公開中です。季節ネタです。面白いよー、読んでね!

hakusensha.tameshiyo.me

 現在発売中のユリイカ、2024年1月号のpanpanya特集号で1ページへなちょこ漫画を描いております。panpanyaさんの作品大好きなのでめちゃめちゃ嬉しい。特集自体も密度濃く、読み応えのある一冊となっているのでpanpnanyaさんのファンはマストバイですよ。

www.seidosha.co.jp



 前日の夜になってからの告知。冬コミラクガキ本ですが新刊出ます。12月31日、西1ホール・め-56a「ボストーク通信社」です。来てね来てね! 次は2月のコミティアになります。


 そんなこんなで、今年はありがとうございました。来年はもうちょっと漫画に遊びに気合い入れて頑張ります。密度濃く行こうな。
 2024年は、いや今すぐにでもロシアはウクライナから撤兵してクレムリンからプーチン頭目とする圧制者たちが去り、イスラエルはガザの破壊をやめてハマスは公正に裁かれ、ミャンマーの軍政は崩壊し、スーダンで殺し合いをしている連中がさっさと飽きる年になりますように。日本人ももうちょっとうまくやろう。明日は自由を。
 とにもかくにもひきつづきご贔屓によろしくお願い致します。良いお年をお迎えください。