うなぎパイを買いました

 梅雨。
 街にはこんなにアジサイが多かったのかといつも驚く。桜、ツツジアジサイが日本の街の花ベスト3なのかしら。

 ロシア連邦はただちに撤兵して戦争をやめるべきであり、手をくだした・命令した戦争犯罪人は裁かれねばならず、プーチンは大統領の座から追われねばならない。ウクライナの人々とロシアの抵抗者に支援を。

 ロシアがウクライナの占領地でレーニン像やレーニン広場を復活させているという話、どうにも困惑している。言うまでもなくプーチン体制のロシアはソ連ではない。社会主義体制でもない。
 そもそもロシア連邦ソ連を否定して始まった国であり、モスクワでもレーニン像はほとんど残っていない。地方都市では当たり前のように建っているが、思想的なものというよりは「前からあったものだし、わざわざ手間をかけて撤去するものでもない」のが理由だと思っていた。しかし、どうもそれだけではなさそうである。

 旧ソ連の国で、ソ連時代をきわめてネガティブにとらえているところは積極的に撤去している。中央アジアには比較的残っているし、ウクライナでもマイダン革命後の東ウクライナ紛争まではまだ見ることができた。
 占領地のロシア側責任者も、ソ連を支持する社会主義者ではなかろう。ウクライナで進むソ連時代への否定が気に入らないのだろうが、それでレーニン像を倉庫から引っ張り出してきては、ソ連時代がロシア支配だったという論理を自分で証明してしまってやしないか。ソ連国旗を戦車で掲げていたロシア兵もいたようで、これも同様だ。

 占領地をロシアの地方都市に変えようとする魔法がレーニン像やレーニン広場なのだろう。帝国が植民地に教会や神社を建てるのはありふれたことだが、今回の場合レーニンが本来象徴していたものに対する崇敬が無いのが奇妙だ。
 帝国のアイコンとして持ち出せるのはプーチン像ではなく、ソ連の理念や建前が忘れ去られたレーニン像。座りが悪いことこの上ないが、復古や反動はこういう形で現れることもあるのだろう。レーニンという形からレーニンの中身を取り払って、大ロシア主義を注ぎ込むアクロバットが可能なのだ。建てた責任者を取材してほしい。

  国連高等難民弁務官事務所UNHCR、ロシアでの政治的被迫害者を支援するグループOVD-Info、国境なき医師団への寄付は続けている。

 流行に乗ってヤクルト1000を飲みはじめた。しかもヤクルトおばさんと契約するという本気ぶりである。たしかに体調は良くなった気がする……睡眠の質も良くなったかもしれない。糖分で血糖値が上がって眠くなるだけではという声もあるようだが、飲んでいるのは就寝直前ではないし、変わったのは寝付きというわけでもない。
 ヤクルトごときで! 腸内細菌もアレがコレしたのかもしれないが、そんなに人間チョロいのか。プラシーボではないのか。プラシーボでもこの際良しとしよう!

 5月の頭から、生活リズムがやけに規則正しい。朝起きて夜寝ている。放っておくと1時間ずつずれていくのが当たり前な生活を数十年続けてきたのに、一体どうしたというのだ。なんだか調子がいいのはこのせいかもしれないし、ヤクルト1000を飲んでいるから規則正しくなったのかもしれない。数十年の自堕落を後悔するぐらいなのでただごとではない。いやでも、ひと月以上続いているのよ。なにごとよ! 維持しましょう。

 2022年映画暫定ベスト3は順不同で『ドンバス』『オフィサー・アンド・スパイ』『戦争と女の顔』(試写で観た。7月公開)。『神々の山嶺』『ベイビー・ブローカー』も楽しみ。
 それにしても『ドンバス』は「暗黒の『不思議惑星キン・ザ・ザ』」といった体で、凄みのある映画だった。ロズニツァ監督の陰鬱な意地悪さは好きだ。

 「楽園」春のweb増刊、電子書籍が配信始まりました。僕の読み切り「代替大隊」が載っています。寓話です。よろしくよろしく。

www.hakusensha-e.net



 新しい仕事が始まるので、今週からその作業入り。また告知します。めっちゃがんばります。