井村屋のアップルパイバー美味し

人間ドックへ行ってきました。何事もありませぬように、南無南無。
COVID-19ワクチンの7回目も打ったし、流行っているインフルエンザのワクチンもはやいところ打ちたい。

「現実がフィクションよりムチャクチャで困る」という言い回しがあります。漫画家や作家もよく使います。僕もご多分に漏れず。あれは半分ぐらい本気で、つまり半分は本音ではありません。
 巨大で始まりも終わりもなくぐにゃぐにゃした現実なるものをエイヤと切り取り、盛ったり色をつけたりこねくりまわして別のものにするのが虚構です。同じ土俵で戦うものではないのです。土俵の横っちょから卑怯にも急所や足を狙うものです。
「現実には勝てない」と本気で口にする虚構屋がいるとすれば、それは現実相手に魂をかけて切り結びくたびれ果てた末のことでしょう。いやーまだまだ負けやしませんよ勝てますよ。

さて単行本『スターリングラードの凶賊』1巻が出ました!
第二次大戦さなかの1942年、独ソ戦の象徴となったスターリングラードの戦いを舞台にした東部戦線ウエスタン。戦争という巨大な不条理に悪党や無法者にならず者の手前勝手が通用するのか。果たして!

www.hakusensha.co.jp

去年が連載の谷間で出せなかったので2年ぶりの単行本になります。しばらくぶりなものですから予想以上にドキドキしました。忘れられてやせぬだろうかという不安ってあるのですよ。しかも新作。幸い読者の皆様からはご好評頂いているようで、本当にありがたいことです嬉しいです。もっとも好評ばかりでは駄目でして、好みに合わなかった人にも届いてナンボなのですね。そういう方には申し訳ないけれど、多くの人に読んでもらえますように。面白いから!

こちらで1話をまるまる読むことができます。ピンときたら是非お買い求めください。

natalie.mu