冬コミの同人誌でお気に入りのものをいくつかご紹介しますよ。とはいえ、毎回同じ人のが多いなぁ……あと気がつくと全部頂きものだし。まぁ、コミケでは自分で足を運んで本を買う暇がどんどん無くなっているので、必然的にそうなるんですけども。しかし! あ、もちろんここに挙げたものはお気に入り同人誌のごく一部であります。
『Hamburgirls2』(ジャンボハンバーグ府)
最近大ファンになりました、まき(enpitsu)さんのイラスト集。とても鋭くて切れ味のいい女の子の絵を描かはるんですが、印象が冷たくなくて常にどこか楽しげなのです。好きになった絵を観ると自動的にパクれないかと思ってしまうのは職業病ではあるんですが、こういう雰囲気はパクれるものじゃありません。うぬう悔しいッ。
『Object-6 [Master Elephant]』(MONO_GRAM)
米田十二さんのT-34コミックシリーズも、もう6冊目。今回は美少女狙撃兵のダーリャが……ファンも多かっただろう彼女をあっさり片付けてしまうとは、米田さんは本物です。素晴らしい。漫画として戦車に淫していないのも魅力の一端なのでしょう(ミリオタはえてしてこういうときにアカンのです)。今回は表紙も素敵なのですよ。ヒマワリ好きなので、余計に……。
『96989?96292008』(CLOCKWORK HEARTS)
僕の知るなかでトップクラスのサワヤカおしゃれさん絵師ミヅタウシオさんの川柳からAKB48まで詰め込んだ、えーとなんと形容したらいいのかな、個人雑誌テイストな一冊。決してページ数が多くはないんですが、てんこ盛り感強くて嬉しくなる本です。まぁ、僕はAKB48ようわからんのですけど! あと耳長娘さんのラクガキがあって大喜び。ラクガキ本というのはそれだけではつまんないものも多いのですけど、ミヅタさんのは大好きなのです。ぎっしり詰め込んであるのと、軽妙なキャプションが魅力なのですよ。キャプションちょう大事。単に絵が並べてあるだけだと、どんなに上手くてもガッカリしてしまいます。
『女子イメージングの最前線』(Ko-wa's Inn)
頭のいい人がフェチに走るとどういうことが起きるかという好例をいつも見せてくれるこーわさんの新刊(今回ご挨拶できてうれしかったー)。理系で寸止めのフェチというのが芸風なのですが、今回は妙にエロ度高いですね。MRIや走査プローブ顕微鏡などについて紹介しているだけなんですが(嘘ではない)。震動の共鳴についての解説がきわめてアホで素晴らしかったですよ。この本を実際の機器の説明に使う人が出てきたらどうするんだ!