- 風がびゅうびゅう吹く寒い一日。昨日のようなじわじわ迫ってくる寒さではないので暖房無しでも大丈夫です。
- 寒い寒いといっても所詮東京の寒さですし、ロシア装備をしたら暑くてたまりませんよ。
- 一度やってみたいのが、背中のすり切れた外套を着て真冬のペテルブルクをうろつきまわるという試みです。本当に痛みが走るのかしら。
- ペテルブルクは北緯60度にありますが、実は世界の大都市ではほぼ北辺に位置します。シベリアの大都市もほぼ全てピーチェルより南で(真冬の気温は緯度だけで決まるわけではないにせよ)、北緯60度の線をそのまま伸ばしていくとカムチャツカ半島の付け根を通過してアラスカに至ります。ヘルシンキとオスロがペテルブルクより北にありますが、しかしバルト海への出口とはいえこんなところに首都を築いたピョートル大帝はやはりどうかしているような。
- 河口なので湿度が多く、いつもじめじめしているとゴーゴリも書いています。しかもかつては洪水がよく起こっていたような場所でして。そこへ西欧風の建築と服装を持ち込んだわけで、寒かったろうなぁ……。それまでの穴ぐらのような部屋でペチカを焚いていたのと比べるとまったく次元が違ったでしょう。おまけにゾロリとしたカフタンも着れないし、ヒゲは切られるし。
- まぁ、ピョートル大帝その人は寒さに強そうではあります。寒いなか泳いで風邪こじらせて死んじゃったけど。
- ロシア史上でおっかない為政者というのは山のようにいますが、大帝は頭ひとつ抜けて妙ちきりんな人だと思います。イワン雷帝にスターリン、レーニンも十二分にすごいのだけど、ピョートル大帝は原哲夫的存在感に満ちているというか。
- ピョートルの宮廷といえば、寵臣メーンシコフもキャラが立っています。菓子売りから身を起こしたという人物で、新興貴族の代表格として軍でも幅を利かせました。蓄財と贅沢な暮らしを好んだというのも成り上がりっぽくてステキです。歴史同人でピョートル×メーンシコフなんて本はないのかしらん。
- そんな話はさておき、ようやっと年賀状を投函してきました。小正月のうちだからまだセーフということで! 送り先のリストとか作っていないので、年によって出している人と出してない人がいはるのですよね。よくないなぁ……。