「ゲームジャパン」6月号

 珍しくゲームジャパン買うてきました。桂令夫さんのゲイリー・ガイギャックス追悼文と、1974年にガイギャックスが書いた世界初のD&Dプレイレポートがお目当てです。13レベルのモルデンカイネンが主人公ですよ。それはそうと、彼はD&D以前に「チェインメイル」というファンタジーミニチュアゲームを出しておりまして、最初は中世ヨーロッパを舞台にしていたのですね。それにファンタジーサプリメントが付いていたのです。しかし、ガイギャックス曰く「フタをあけてみると購入者の10分の9はファンタジー要素のほうに惹かれるに至った」そうなのですよ。その後のコンベンションでもファンタジー版はWW2やナポレオニックと匹敵するほどの人気を博し、このような印象を持つに至ります。

正直きょうびミニチュア・ゲームの分野で人気のあるジャンルは、1に二次大戦の機甲戦、2にナポレオニック、3にギリシア・ローマの古代戦で、中世ヨーロッパはまあ5番手か6番手。一方ファンタジーというのは、もちろん確証はまだないのだが、ウォーゲーム・ジャンルの人気番付で今後相当いいとこまで行くのではなかろうか。

 今となっては相当いいとこどころか、トップと言って良いでしょうからねえ。勃興期の熱みたいなものが感じられます。他にも、熱狂的なファンによるキャンペーンプレイとプレイレポートについても触れられており、なんだかすごくRPGがしたくなりました(昨日遊んだばかりやがな)。キャンペーンとプレイリポートやリプレイと、膨大なキャラ設定世界設定と皆で作る素晴らしい思い出と!
 ところで、今回のゲームジャパンの巻頭特集が「戦場のヴァルキュリア」なのですが、キャラ原案を担当した本庄雷太さんのコメントが載ってまして。本庄さんの自画像って初めて観たのでチョト面白かったです(そこか)。ゲーム自体はPS3持ってないので……ごめんなさいッ。

「NATIONAL GEOGRAPHIC」5月号