『ベントラーベントラー』1巻(野村亮馬)
なんだか評判が良いので買ってみました。やや、面白いじゃないですか。ド直球のSFです。宇宙人が飛来することが当たり前になった東京を舞台に、彼らとのトラブルを解決する「外星課」ががんばるお話。結構大変なことが起きているのに、のんきでイマイチ緊張感の無いSFです。娘が複製されてしまった家族の話「世田谷トリプレッツ」などは深刻なストーリーにもできるのに、いや実際深刻な問題が起きているようなのに、それでも淡々と気負わず話が進んでいきます。この空気感はいいですねー。おおいに気に入りました。絵柄も好き。主人公メガネ娘だし。
『ナポレオン 獅子の時代』11巻(長谷川哲也)
カルノーが強いッ。まぁ、あんなクートンを見せつけられていますから今更驚きませんが。しかし絵が結構変わってきましたね。連載をもう一本持っているせいか若干絵が荒れているような気がする一方で、女性キャラが急速にかわいく描かれるようになりました。昔の、まんがまんがした絵柄の長谷川女キャラも好きなんだけどなぁ。
『地を這う魚 ひでおの青春日記』(吾妻ひでお)
60年代後半、上京していた吾妻ひでおが勤め人を辞め、アシスタントを経てデビューに至る仲間たちとのあれこれを描いた「吾妻版まんが道」。野望と貧乏と鬱屈と友情と嫉妬と勘違いとボンクラがみっちり詰まった青春物語です。泣ける。今作は絵の密度がいつになく高いのも特徴で、こまごまとえらく丁寧に描き込まれています。ベタ率がいつもより高くてメリハリのついた画面に、トーンを一切使わないことによるカタマリ感がある空気。こういう絵作りをした漫画は良いです。描きたい。ひとつの理想かも。
『響きの考古学』(藤枝守)
『歌姫あるいは闘士 ジョセフィン・ベイカー』(荒このみ)
ジョセフィン・ベイカーって今観てもたいそうかわいくて色気に満ちていてステキなのですよ。
http://www.silentladies.com/PBaker.html
- 作者: 野村亮馬
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/02/23
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- 作者: 長谷川哲也
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- 作者: 吾妻ひでお
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響きの考古学―音律の世界史からの冒険 (平凡社ライブラリー)
- 作者: 藤枝守
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- 作者: 荒このみ
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