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「レバノン」

　ベルリン映画祭で金熊賞を受賞したイスラエル映画です。82年のイスラエル軍によるレバノン侵攻を舞台とし、全編カメラは戦車の中から出ないという構成。これ、ひょっとしてもとは舞台だったのではなかろうかという作りでした。周囲の状況がわからないなか、戦車兵たちのいらだちや恐怖が描かれます。戦争映画というとちょっと違うかもしれません。ミリタリーという視点からは突込みどころが満載ですしね。妙に広い車内、あまり軍人らしくない戦車兵たち、車内から出ないのがさすがにおかしいような状況……でも、レバノン紛争のイスラエル軍という前提は関係無い話なのだと気づくと充分に興味深く観ることができました。閉鎖空間で周囲から遮断された状況での不安、不条理を見せたかったのではなかろうかと思います。正直、自信を持ってお勧めできるかというと微妙ですが……この手法を模倣した娯楽作は登場しそうな気がしますね。

『ジオブリーダーズ』16巻（伊藤明弘）

『TAKE THE B STUDIO完全版』（伊藤明弘）

　ジオブリは連載も読んでいましたが、こうやってあらためて読むと辛い展開です。ああ梅崎さんが……僕も続けていればこんな鳥肌が立つ漫画を描けるようになるのでしょうか。がんばろう。そして伊藤明弘さんの復帰を心からお待ちしております。

『ペンギン・ハイウェイ』（森見登美彦）

　まだ買ってませんでしたが、祝SF大賞受賞ということでこの機会にゲットしました。『ソラリスの陽のもとに』が作品の出発点にあるそうで、なおさら読まずばなりますまい。

『ハーモニー』（伊藤計劃）

『空中軍艦大和1945』（桂令夫）

『地獄のレイテ輸送作戦』（岸見勇美）

『ぽすから』2巻（中村哲也）

ジオブリーダーズ 16―魍魎遊撃隊 (ヤングキングコミックス)

TAKE THE B STUDIO COMPLETE (ヤングキングコミックス)

ペンギン・ハイウェイ

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

空中軍艦大和１９４５ (あくしずレーベル)

地獄のレイテ輸送作戦―敵制空権下の多号作戦の全貌 (光人社NF文庫)

ぽすから (2) (まんがタイムKRコミックス)