『北辰群盗録』(佐々木譲

 なんでまたそんなイベントがあったかといいますと、2月6日に徳間文庫から出る『北辰群盗録』の解説を僕が担当してまして、その打ち上げだったのです。文庫の、小説の、解説を、しかも佐々木譲さんの。ワァオ。
 最初に話をいただいたときはひっくり返りました。佐々木さんが「馬車馬大作戦」をご存じで、そこからのご縁だったのですね。見本誌を手にしてようやっと実感が涌いてくる有様です。解説ということで文章も書きましたが、せっかくなのでイラストコラム的なものも載っておりますです。
 さて『北辰群盗録』ですが、明治初頭の北海道を舞台にした「北海道ウェスタン」の快作です(佐々木さんお得意のジャンルなのです。他の作家さんも書かんじゃろか)。以前集英社文庫から出ていたものの新装版ですから、ご存じの方もいはるかもしれません。僕の解説抜きにしても絶対に面白い作品ですので、是非によろしくお願いします!