コミティアで買ったり頂いたりした同人誌のなかで、特に印象的なものを挙げてみますよ。
『ベンジャミンとふゆのひ』(夜色オルガン)
最近のティアはベンジャミンのシリーズが目当てだといっても過言ではありません。大好きだー! 変な生き物ベンジャミンと、家主ふきちゃんののんびりした日常のお話。ベンジャミンのかわいさはいくら力説しても足りませんが、あと作者のサトウナオコさんは家財道具や身の回りの品々をとても魅力的に描かれるのですよね。女性でガジェットをしっかり描く方はレア度高いんじゃないでしょうか。
『GAME or DIE』(uhauha2000)
こちらの本ははじめて買ったのですが、なんともサタスペ感漂うラクガキ集が素敵。そのなかでもこの『GAME or DIE』はディオラマ風のとぼけた戦場画集で、こういうクォータービューの絵はそれだけで僕のツボなのです。今度から欠かさずチェックするぞう。
『ANOTHER DAY 蛇足氏を探して』(亀屋玄武堂)
蛇足の紳士を探して、トカゲの紳士が宇宙をうろうろ旅する話。へんてこな世界を巡ってあちらこちらを旅する話というのはこれまた僕のツボなのです。『銀河創世記ロボットの旅』とか、ちょっと違うけど『霜の中の顔』とか(999は言うに及ばず!)。漫画描かないとな、と思わせてくれる一冊。
『ピアニッシモ』vol.1
これは同人誌ではありません。佐藤明機さんの新連載が始まったというので大喜びで購入した雑誌です。書店でぱっと目に付かなかったので、amazonで買いましたよ。ナルホドA5サイズなのね。さて佐藤明機さんの連載「パラダイスバード」は現代のとある古書店が舞台。杉並は阿佐ヶ谷のようですが、「月の出町商店街は駅前から続く古い繁華街の終点にある多層モールで」とあるので、ひょっとしたらエルスウェアのすぐそばなんじゃなかろうか。見覚えのあるアーケードも描いてあるし! そして佐藤さんならではの迷宮的ぐねぐね街並みも登場します。今後が楽しみ楽しみ。
- 作者: アンソロジー
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2008/01/25
- メディア: コミック
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