『ヴォルガ・ブルガール旅行記』(イブン・ファドラーン 東洋文庫)

 買い物ネタも久しぶりです。実際にはいろいろ買っているので、ここに書くのが久しぶりなのですが……いや、これは書かんとアカンやろうという本が出ていたので。てなわけで『ヴォルガ・ブルガール旅行記』です。これは10世紀、アッバース朝から今のロシアにあったイスラム教国家ヴォルガ・ブルガールへ使節として赴いたイブン・ファドラーンの手記になります。マイクル・クライトン『北人伝説』の元ネタなのですよ。当時の北ユーラシアに関する貴重な史料で、スラヴ人ヴァイキングたちも登場します。隅から隅まで面白いので、じっくり味わうように読むつもりです。東洋文庫は『デルス・ウザーラ』のアルセーニエフによる『タイガを通って』も出ているので買わないと。

アルバニアインターナショナル』(井浦伊知郎 社会評論社

 チョイ前に買った本でなかなか面白かったです。しかし何より注目すべきは「共産趣味インターナショナル VOL1」と銘打っているということで……続けるつもりなのか!?

ヴォルガ・ブルガール旅行記 (東洋文庫)

ヴォルガ・ブルガール旅行記 (東洋文庫)