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「COMICリュウ」3月号

　今回のメカコラム「螺子の囁き」ではタイガー計算器を取り上げてみました。ここらへんはメジャーなのかそうでないのかさっぱりわからない、面白いメカな気がします。ところで今回のリュウは見どころが多くてですね。まず、いけさん表紙おめでとうございますわーわー。そしてあさりよしとおの新連載「アステロイド・マイナーズ」が第1回から面白いです。宇宙島流し労働ものといいますか、作者曰く「尋常ではない宇宙モノを目指します」とのことで今後がすごく楽しみ。とりあえず、今のところ女っ気はカケラもありません。んでもってもうひとつ、押井守の連載コラムが今回はタルコフスキーがお題になってまして。「ちょっとマイナーだけど、一部ではものすごく有名な」と紹介されていて、えっそうなの、オタクは皆知ってるんじゃないの、ああでも作品観てる人は意外に少ないかも……そういう監督なんじゃないかしらん。肝心の話の内容はまぁ、そんなもんかという感じです。出放題を吹く押井にしてはおとなしいというか、「プロデューサーの意向とか商業主義とかから無縁で成立すると思った時点で、タルコフスキーは勝敗論から脱落したんだよ。彼の信者はそうは言わないだろうから、彼らからすると僕はとんでもない裏切り者だろうけど（笑）」と言われても、そうかもねという程度で驚きが無いというか。

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2009年 03月号 [雑誌]