『シルバーネイル』

 ジャック・ヨーヴィルウォーハンマー小説、第4弾ですよ。帯には「ジュヌヴィエーヴ・シリーズここに完結!」とあって淋しいことこのうえなし。今回は短編集で、他の作品にも出てくる登場人物たちが活躍する外伝的な一冊でもあります。まだ途中までしか読んでませんが、第3話の「もの知らぬ軍勢」が薄汚くて肉食バトル分満載でお気に入りですよ。北の荒れ野でただひたすら戦い殺し合う混沌の騎士たちと、その死体荒らしを生業とする僻村の住人たち。登場人物の描写がいちいちハッタリ効いてて格好良いです。特に村長のドワーフがたまらん(死にざまも)。かと思えば主人公ヨハン・フォン・メクレンブルク男爵が最後に相対する剣士はRebisさん時空の住人だし、なんちうかやっぱりボンクラだなぁこの作者は。そうそう、ジュヌヴィエーヴの闇の祖母、外見12歳のロリ吸血鬼・メリッサも出てきますよ。

ウォーハンマーノベル シルバーネイル (HJ文庫G ジ 1-1-4)

ウォーハンマーノベル シルバーネイル (HJ文庫G ジ 1-1-4)