夏コミ同人誌から、あとすごいボールペン

『Smallarms of GEOBREEDERS』(Koh's Factory

 マンガに登場する銃の解説本といえば定番サークルになった感のある、Koh's Factoryの新刊。今度は『ジオブリーダーズ』の「ダイナマイトが150屯編」がテーマです。読んだことのある人はご存じだと思うけど、拳銃使いが一山ナンボで出てくる話ですよ。しかも珍銃マイナー銃てんこ盛りですよ。いやもう、チラッと顔を出すだけでも逃しません。たとえば単行本が手元にある人は開いて見て欲しいのですが……8巻p142「いつの間にこんなに隠れてやがったんだ!」のコマの後ろに先っちょだけ見せている銃も、どういう銃か推定して解説していたりします。うひい。
 以前にこちらの本を紹介したときも書いたのだけど、単なるデータ解説に留まっておらず、著者である西沢コウさんの好みや主観も意図的に盛り込んであるのですね。そのため、読み物として楽しめる一冊になっています。オススメ。
 ひとつ注文があるとすれば、せっかくなんだからマドセン兄弟が投げてきた九七式手榴弾も解説してあげて欲しかったのう。手榴弾仲間外れヨクナイ。

PILOT FRIXION

 昨日紹介した『ペンマニア2007』でたいそう高く評価されていたボールペン。気になったので買ってみました。いわゆる消せるボールペンの一種なのですが、消しゴムで消すのではなくて付属のゴムで消すのですね。60度以上で消えるインクを使っており、消す際は摩擦熱を利用するのです。だから消しゴムカスが出ません。しかも消え方がすごく気持ち良くて。
 『ペンマニア2007』では「『書いた文字のインクの濃度が変化する』のが惜しい」とありましたが、ちょっと万年筆みたいで僕はかえってお気に入りです。
 インクの特性上、ちゃんとした書類に使うのは避けた方がいいのかな。僕はメモ書きにはシャーペンを使っているので、手紙を書くときなどに重宝しそう。それにしても、使っていて楽しいのが素晴らしい。しばらく飽きないと思います。
 ところで、これちょっとしたヒット商品だったのね。3ヶ月で700万本売れたんだそうな。いや、実際いいペンなのですよ。