晴れ

  • はーい平常運転中です。
  • 今年のおみくじは二カ所で引きまして、どちらも大吉という嬉しさでした。でも、無神論者を気取っている奴がおみくじ引いて喜んでちゃ格好悪いですよな。
  • 今日はロシア正教のクリスマスであるところの「主の聖誕祭」。おめでとうございます。ロシア版サンタ、マロースじいさんがやってきますよ。西欧のそれと違うのは、スネグーラチカ(雪娘)という娘さんも一緒についてくることです。無理してサンタ娘を描かなくてもいいわけで、勝ったッ(なにが)。
  • 携帯電話をおっことしたらディスプレイにヒビが入っちゃいまして、修理に出すことになりました。今は代用機を貸してもらってますが、僕が絶対に買わないような機種なのでこれはこれで面白いな。
  • 20問の質問で、こちらが想定しているキャラクター(実在フィクション問わず)を当ててくるページ。結果は当たりがヨーコ、ハルコ、R・ドロシー、ゴーゴー夕張、ヤサコ、レキ、ロベスピエール昭和天皇ジューコフ紺野真琴サウロン早乙女乱馬エトセトラ。外れがR・ダニール、キャプテン・フューチャー、梅崎真紀、後藤隊長ドロッセル、デュナン、シロツグ、レイレイ空条承太郎エトセトラ。「これはバレた!」という質問があったりして面白いですよ。20問を超えてやりとりすることも可能で、そうすると梅崎さんも当てられました。お互いの共同作業的な雰囲気もあってこれがまた楽しいわけで。

http://en.akinator.com/

  • フィクションでの銃の扱いについて、基礎的なことですね。でも僕はガンマニアというわけでもなしアクション映画マニアというわけでもなし、銃を描くときはいつもドキドキしています。士郎正宗が「ブラックマジックM-66」の設定メモで「ライフルは板と思え」的なことを書いていて、非常にありがたいアドバイスだったものです。現代のプロは待機時トリガーに指をかけない、というのもやはり士郎正宗で知ったクチですよ。なので、亜侠を描くときはわざと指をトリガーにかけさせていたりします。

http://d.hatena.ne.jp/machida77/20090101/p1
http://d.hatena.ne.jp/machida77/20090103/p1

  • そろそろ掲示板をどうにかせんとイカンのではないかしら。

『ハーモニー』(伊藤計劃

 帰省する新幹線の車中で一気に読み終えました。マスト読め、の一冊です。自意識というものは伊藤計劃さんにとって極めて大事なテーマなのでしょうね。『虐殺器官』もそうだったし、SFマガジンに掲載された短篇「From the Nothing, with Love」(好きな話です)に至ってはあきらかに『ハーモニー』の先駆となる内容でした。それはそうと、この作品後の世界も面白そうです。次世代はどうなるのか、またwatchmeを入れていない人間も絶対数では結構いる筈だし……。明示されてはいないものの、『虐殺器官』と繋がっている設定ぽいので次は「この後」かしらと勘ぐってみたり。しかし相変わらず小ネタが多いです。鍋を持って話しだしたときは、その後の展開がわかってしまったよ!

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

C75の同人誌

 冬コミの同人誌でお気に入りのものをいくつかご紹介しますよ。とはいえ、毎回同じ人のが多いなぁ……あと気がつくと全部頂きものだし。まぁ、コミケでは自分で足を運んで本を買う暇がどんどん無くなっているので、必然的にそうなるんですけども。しかし! あ、もちろんここに挙げたものはお気に入り同人誌のごく一部であります。

『Hamburgirls2』(ジャンボハンバーグ府

 最近大ファンになりました、まき(enpitsu)さんのイラスト集。とても鋭くて切れ味のいい女の子の絵を描かはるんですが、印象が冷たくなくて常にどこか楽しげなのです。好きになった絵を観ると自動的にパクれないかと思ってしまうのは職業病ではあるんですが、こういう雰囲気はパクれるものじゃありません。うぬう悔しいッ。

『Object-6 [Master Elephant]』(MONO_GRAM

 米田十二さんのT-34コミックシリーズも、もう6冊目。今回は美少女狙撃兵のダーリャが……ファンも多かっただろう彼女をあっさり片付けてしまうとは、米田さんは本物です。素晴らしい。漫画として戦車に淫していないのも魅力の一端なのでしょう(ミリオタはえてしてこういうときにアカンのです)。今回は表紙も素敵なのですよ。ヒマワリ好きなので、余計に……。

『96989?96292008』(CLOCKWORK HEARTS

 僕の知るなかでトップクラスのサワヤカおしゃれさん絵師ミヅタウシオさんの川柳からAKB48まで詰め込んだ、えーとなんと形容したらいいのかな、個人雑誌テイストな一冊。決してページ数が多くはないんですが、てんこ盛り感強くて嬉しくなる本です。まぁ、僕はAKB48ようわからんのですけど! あと耳長娘さんのラクガキがあって大喜び。ラクガキ本というのはそれだけではつまんないものも多いのですけど、ミヅタさんのは大好きなのです。ぎっしり詰め込んであるのと、軽妙なキャプションが魅力なのですよ。キャプションちょう大事。単に絵が並べてあるだけだと、どんなに上手くてもガッカリしてしまいます。

『女子イメージングの最前線』(Ko-wa's Inn

 頭のいい人がフェチに走るとどういうことが起きるかという好例をいつも見せてくれるこーわさんの新刊(今回ご挨拶できてうれしかったー)。理系で寸止めのフェチというのが芸風なのですが、今回は妙にエロ度高いですね。MRIや走査プローブ顕微鏡などについて紹介しているだけなんですが(嘘ではない)。震動の共鳴についての解説がきわめてアホで素晴らしかったですよ。この本を実際の機器の説明に使う人が出てきたらどうするんだ!

『FARP 木』(辺境紳士社交場

 今野隼史さんのリクエストお応えラクガキ本も今回で3冊目です。最初から観ていると、絵柄が少しずつ変わってきていて興味深いですね(嫌われる見方)。大量のリクエストに応えていはるので、一種のアンケートとして見ることもできたりします。忍者(くノ一含む)と巫女さんのリクエストが結構多いのが興味深かったり。僕はあまり意識していないテーマなので、需要があるのを見ると考えさせられますよ。