曇りのち雨

rasenjin2008-05-19

  • 先週木曜の15日から昨日まで、京都に帰省していました。新幹線からは田植え前で水を張った田んぼがたくさん観れて心なごんだり。いま住んでいるところは23区内でもまだまだ畑が沢山ある地域ですが、さすが関東ローム層だけあって田んぼだけは見かけないので。
  • お国自慢という郷土ナショナリズムはあまりカッコエエものではありません。でも、これだけは主張したいものがありまして、筍です。実家があるのは京都府長岡京市といいまして、京都市の南西。古くからの竹と筍の産地で、旬は若干過ぎてしまっていましたが食べてきましたよ。いやもう、長岡の筍は別格です本気で日本一です。単なる竹林ではなく、徹底して手入れされた「筍畑」から頭が出る前に掘り出した逸品。やわらかくてえぐみが無くて(筍の刺身なんてのもあるのよ)、もう最高です。先日、筍ごはんのレシピをネットで見てみたら、なんとお揚げやらニンジンやら果ては鶏肉を混ぜるそうじゃないですか。筍ごはんって具は筍だけだと思っていたので、かなりの衝撃でした。そんな長岡も、最近は竹林がどんどん減っていてちょっと淋しかったりします。
  • あと京都の友人とメキシコ料理屋でメシ食ったり鴨川の床で酒呑んだり、古巣のゲームサークルで(メンバーはほとんど入れ替わってますが)サタスペのDDやってきたり、充実した帰省でありました。
  • 昨日は地元練馬のゲーム会で迷宮キングダムGMやったりして、ちょっと連続TRPGな日々を過ごしています。RPGってしないならしないで平気なのだけど、間があった後に遊ぶと飢餓感が急につのりますね。

『速水螺旋人の馬車馬大作戦』

  • ウェブで感想を見て回っていると(小心者)、「大きい」「安い」というご感想をよく見かけます。特にAB版というサイズは想定外だったようで、普通のコミックスコーナーに無いので困惑したという話もちょくちょく。最初はもっと小さい版形の案もあったのですが、僕がそれでは読めないと強硬に主張したのであの大きさになりました。正解だったと思いますハイ。お値段はどうなんでしょう。カラクリはよくわかりませんが、編集さんがホントにがんばってくれまして。
  • 読んでくれた祖母曰く、字が見えないとこぼしてました。実際問題お年寄りにはキビシイ本です。あと、本当の戦争世代なので、戦争ネタが不評ですねゴメンナサイ。
  • 書店ではまだ品薄感漂っているようで。amazonで一時在庫切れになったのは僕も驚愕しましたよ。本当にありがたいことですが、とはいえあちこち探してはる方も多いようで申し訳ありません。正直想定外で僕もうろたえ気味なのです。

『オリガ・モリソヴナの反語法』(米原万里

 積ン読だったのを、新幹線車中で読み始めたり。なぜもっと早く読まなかったのか悔やまれる一冊。まだ途中で、ベリヤの調書が出てくるくだりです。それにしても、米原さんの書くおっちゃんおばはんあんちゃんねえさん子供たちの魅力的なこと! ほんのちょっと顔を出す端役に至るまで性格や表情が感じられるほどです。おそらく、通訳として実際に人と多く接してきた蓄積があるのでしょう。とりあえず、オリガ・モリソヴナはドーラばあさんと並ぶマイフェイバリットばあさんに大決定。あと、すごくモスクワに行きたくなりました。うあああああ。

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

COMICリュウ」7月号

 字がチマチマといえば、相変わらずメカコラム「螺子の囁き」もチマチマしてますです。今回のお題は一気に18世紀に遡りまして「腕木通信」というもの。ヨーロッパで電信が発明される半世紀前に発明され、おおいに利用された当時の高速通信網についてです。ヨロシクヨロシク。

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2008年 07月号 [雑誌]

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2008年 07月号 [雑誌]