三十代から四十代のグループ!

rasenjin2007-09-16

 アーマーモデリングのコラムで紹介されていた、「暗黒系フィギュア」の話が非常に興味深いです。旧ソ連のメーカーは「ドイツ将校と靴磨き」「検問で住民を調べるドイツ兵」といった製品を出しており、一方ドイツのメーカーは兵士の日常を見据えたようなものを出していたりとのこと。視点の差はあれ、単に「格好いいフィギュア」ではなく、ナチ・ドイツと戦争というテーマを掘り下げているのですね。
 一方日本のモデルは出来は勿論いいのだけど、そのような「ナチっぽさ」が希薄とのこと。まぁ、身近でないのだから皮膚感覚での思い入れの差でもありましょう。日本人なら日本兵のフィギュアで勝負ですよ。部下に鉄拳制裁を見舞う下士官とか(内務班セット)、日本将校とお辞儀するインドネシア人車掌とか(大東亜共栄圏セット)……アカンかね。

  • 昨日はチャーリー上島さんのイラスト本打ち上げにお邪魔してきました。最後の方では海外オタク事情やエヴァやルパンの話になったり。
  • 普段使っていた安物の腕時計が壊れたので、これを機にいいものにしようと思ってラケータ買うたり。
  • フランスがNATO復帰に向けて動いているそうで。ド・ゴールが始めた独自路線を修正ですか。ちょっとした感慨がありますね。学校で習ったことはどんどん古くなっていくのう。
  • 肴耶珈暖さんとらのあなサイトの月刊コミホリで連載企画を始めるとか。やっほう。コミホリといえば「ふくよも」の2話も更新されてました。パンダですよー。相変わらずたまらぬかわいさです。

「MC☆あくしず」Vol.6

 萌えミリタリーの旗手「MC☆あくしず」の新しい号が、21日に出ます。今回の特集はWW2から一転、F-Xなのですね。フランカーとか輸入せんかな。日本が共産化していれば、制式戦闘機はMiG-15/17→MiG-21→MiG-23→MiG-29(この辺でソ連崩壊)という流れだったんだろうなぁ。んでもって今頃はF/A-18にしようとか、そんな感じに違いない。
 例によって、僕もカラー絵やロシアコラムを描いてますんで、皆さんよろしくお願いします。コラムのお題はトカレフですよ。

MC ☆ あくしず 2007年 11月号 [雑誌]

MC ☆ あくしず 2007年 11月号 [雑誌]

必殺アルデンテ画法


 こがしゅうとさんの日記で戦慄すべき話を目にしました。ペンタブレットの芯に関することなのですが
「(略)締切間際にこのペン先が摩耗し、その上予備がなく、その代用品に茹でる前のパスタを差し込んで使った…という何とも信じ難くて涙ぐましい処置をされた方がいらっしゃる、と先日耳にした(略)」
 パスタが! 芯に!

 目から鱗が落ちるとはこのことです。これを思いつかれた方は、間違いなくソ連邦英雄モノでしょう。このデイリーポータルZ精神あふれる発想を、早速僕も試してみました。ノギスでペンタブレットの芯の直径を計ってみると1.8mmであるとの情報をもとに、ママーの1.8mmスパゲティゆで時間11分を調達。
 で、試してみたところ……実用性になんら問題なし!! すらすら調子良く描けます。太さもあつらえたようにぴったりで不安感まるでなし。よもやこれほどとは……! 勿論すり減るのは早いけど、原価はたかがしれてます。折っぺしょれるのではないかという懸念も杞憂。いやむしろ適度な弾力が心地よくさえ。
 今度仕事で使ってみようかしらん。あ、真面目な絵描きさんはしない方がいいと思いますというか、真似してもいいけど何が起きても責任は持ちませんぜ。

「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」

 ばんざーい(おおよろこび)!
 三池崇史監督の和風マカロニウエスタンです。観る前にはね、懸念もあったんですよ。三池経験値の高い河嶋に「あまり期待するとつまらないかもよ」と言われたりして。や、こちらもマカロニ経験値はそれなりにあって、つまらない映画耐性は高いつもりなので心の準備はできていたんですが。
 と思ったらまぁ、ステキな映画じゃござんせんか。全編ニヤニヤしっぱなしでした。行儀のいい日本の映画館でなければ、やんやと手を叩いて喝采したことでありましょう。……とはいえ、テンガロンハットを目深に被った無愛想な男がコートかポンチョをまとい、腰のホルスターにはリボルバーをぶちこみ、んで拍車鳴らしながら歩いてくるだけで血圧が上がる人間の評価ですんで、あまりまともに取り合わない方がいいかもよ。
 特に佐藤浩市演じるところの清盛、もといヘンリーがはるき悦巳テイストを濃厚に漂わせたロクデナシ悪役で、もうたまらん。大好き。惚れます。あと香川照之が芸達者だということを再確認したのは一体何度目だろう。まぁ、ツッコミどころはいくらでもありますよ。主役の伊藤英明はどうにも薄味だし。けど、そんなことを気にしていてはイカンのです。
 ポップコーン貪って大笑いしながら観る類の映画なので、将来DVD買うかどうかはわからないけどサントラは欲しくなりました。北島三郎が歌っていたのが「さすらいのジャンゴ」そのものだったのはひっくり返ったですよ。カラオケに入らねえかな。うん、もう一度観に行こう。マカロニ万歳。みんなマスト観れ。
 セットや衣装が興味深いデザインだったので、写真集とか出ないかしらん。