長年おなじみだった駅前の蕎麦スタンドが入っている建物の解体にともなって今月末で閉店だそうで、ああ残念無念。近所で再開できる場所を探しているとのこと、首尾よくいきますように。
と思ったら地元のなか卯も閉店ですって。けっこう重宝していたのでこれも困る。困るぞ。
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今年に入って映画館で観た映画は6本。滑り出しはまあまあ。感想幾つか。
・『モアナと伝説の海2』
国立民族学博物館みんぱくへ行きたくなるシリーズ、モアナ大好きなんですよ。やりたかったネタのひとつを完全に形にしてくれて、もうこれ自分で描かなくていいやと思ったぐらい。そこで今回の続編は……ううん大雑把な話になりましたねえ。漫然と登場人物を増やしたのはいけない。こちらは主役たちを観たいのであって、その場面を減らす存在は要らんのです。主役を食うぐらいの魅力があれば別だけどそうでもなし。
とはいえモアナとマウイは今回も素敵だし(特にマウイは本当に魅力的なヒーローです)、アウトリガーカヌーやカタマランのアクションもやっぱり惚れぼれ。さらに続編を作るようだけど、どうなりますかしら。
・『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』
いやあ面白かった。腰抜かしました。香港映画の満点サービス精神をひさしぶりに味わってきましたよ。登場人物やアクションの良さは言うまでもなく(サモ・ハンがまだまだ動く!)、舞台となる80年代の九龍城が本当に素晴らしい。今は存在しないのでセットとCGですが、でも今作のもうひとつの主役です。そして超一級のダンジョン映画でもあり、ダンジョンでの冒険や戦闘について蒙を啓かれました。剣と魔法なダンジョンについてもおおいに勉強になりますよ。マストです。
1年の映画ベスト3を考えるときはどうしても真面目な顔をした映画が入りがちなのだけど、願わくば今作が残っていますように。前日譚と完結編、さらに外伝まで今後作るそうでいやがうえにも楽しみ。お勧めです。みんな行こう。硬直!
・『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』
鶴巻榎戸ガンダムということで楽しみにしておりました。面白かったです。マチュがとにかくかわいい。ザクかっこいい。鶴巻アクション大好き。劇場のでかいスクリーンに映える絵作り、これをTVで続けるのかしら。
一方で攻めというよりは守りの作品ですねえ。もっと好き勝手の破調をやってほしいのだけど手堅い。行儀がいい。90点を狙って90点を出した感じ。もっと冒険してほしいなあー。
前半は僕も楽しんだけど、あれは無い方がもっと好きかな。順序としては本編のストーリーがもっと進んだところで挿入するべきで、TV放映時はそうするのかもしれません。うまく作ってあるけどやはり説明の域を出ないので……身内感、内向きの二次創作感を覚えました。もっと外向きにしてほしい。あの世界にした意味もうまく活かしてほしいものの、鶴巻榎戸って理屈で世界を構築する人たちではないと思うんですよ。少年少女の鬱屈や、そんな彼らが育った大人たちのエモーショナルなドラマを見せることに長けた人たち。がっちり噛み合えばフリクリになる。トップ2はちょっと齟齬があった(トップは1が理屈から組んだ世界ですからね)。
とは申せ、丁寧に組んでいけば90点を超える目はあるのかもしれません。なんといってもまだビギニングです。どこまで飛んでいけるか、楽しみにしてますよ。アレの向こうはアレと見たけど、外れているといいな!
手堅くまとまるな冒険せよ、というのは僕にそのまま返ってくる言葉なのでえらいことです。自分でもまとまってしまうタイプな自覚はあるので……吐いた唾のまんどけよ。
盟友河嶋陶一朗がきっちり冒険やってくるのだよなあ。横っちょで眺めていられるのはありがたいこと。
トワイライト・ウォリアーズとジークアクスは友人連と居酒屋でいろいろ感想を駄弁れたのもよかったです。そういう時間をひさしぶりに持てました。とても大事なんですよそういう過程。
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世田谷文学館で開催中の「漫画家森薫と入江亜季展」へ行ってきました。ペン画のアナログ漫画にこだわるお二人ならではの展示で、眼福……などとなまやさしいものではなくノックアウトされてふらふらで出てきました。
上手いのは大前提で、とにかく漫画と絵が好きで尋常ではない鍛錬あっての作品群というのがよくわかります。スパルタン。漫画の作業中に抜け出して見るものではなかった。いや見るべきだったのかもしれぬ。お二人とは芸風が違うから……というのは甘えで、少しでも太刀打ちできないといかんのです。ふらふら。
そういえばこのお二人と『青騎士』編集長の大場渉氏による漫画技法書が近日出ますね。楽しみです。「漫画家森薫と入江亜季展」ではお二人によるコメントも随所にあってこれがまた読ませるのですが、大場氏のコメントも興味深いものでした。具体的なんですよ。
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SNSで漫画の描き方についての技術論やtipsが盛り上がることがままあります。しかし、それを見て実作業に活かす人はどれほどいるのかしらん。SNSなんて益体のないものだから、別に有用でなくとも流して構わなくはあるのですが。
藤田和日郎や荒木飛呂彦のような押しも押されぬ実績のある人の技術論は説得力みなぎるし傾聴に値するでしょう。でもたとえば商業で打ち切り続きだったり、まともに漫画描いてないような人の技術論は役に立たないか、いいことを言っているように見えたら具体性のない一般論ではないかしら。問題はその間の作家が山ほどいはるということで、那辺に境界があるのか難しいことでありますね。
僕はどうかしら。SNSでずいぶんつまらないことを書いてきた自覚はあるけれど。
相手が見えるならその人に応じた具体的な話をするだろうし、イベントなどで僕を目当てに来てくださる奇特な方々には喜んで開陳するだろうし、でもSNSで開陳するのはもういいでしょう。などと書きながら、調子に乗ったらまたやるに決まっているのだ。