『ロシア宇宙開発史 気球からヴォストークまで』(冨田信之)

 ぱらぱらめくった程度ですが、これは素晴らしい本です。絶対そうです。

『ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?』(ひこ・田中

 ゲームにアニメ、漫画に児童文学、月光仮面からストライク・ウィッチーズに至るまでの作品を横糸に、大人は子供にどんな物語を見せてきたのかを分析した一冊。「安心して見せることのできる物語」としての世界名作劇場や「男社会が半ば無理やり作った作品」としての魔法少女アニメなどの分析は興味深かったです。そのまま受け取るかどうかは別にして、描き手として得るものは結構あった印象かな。

『第六ポンプ』(パオロ・バチガルピ

 石油が枯渇した後の遠未来を書いた『ねじまき少女』の作者による短篇集。化学汚染のために低知能化が進むニューヨークが舞台の表題作をはじめ、全般的に陰鬱な、でも一生懸命な人たちの話が多いです。きゆづきさとこさんが絵を描くと面白そうだな、とふと唐突に思ったり。これは『棺担ぎのクロ』3巻を読んだばかりだからそう思うのでしょうけども。

『革命前夜の地下出版』(ロバート・ダーントン)

『女中がいた昭和』(小泉和子

『W TAILS CAT 1』士郎正宗

 士郎正宗初の18禁画集……って、今までのPIECESは一般向けなんですよね。そろそろエロにひと区切り、みたいなことをチョイ前に書いてはったので次はペン画(ここ重要)での漫画を! と思ったのですが2巻も出す予定なのか……いや買いますが! 買いますけども!

34歳無職さん』(いけだたかし

 34歳独身(バツイチっぽい描写もありますが)アパート住まいの無職さん(女性)は一年間働かないことに決めました。その生活の場面場面を丁寧に描いた漫画です。いまひとつ相性の悪い掃除機、電車の音を耳にしながら剥く梨、惰眠、超能力の訓練(?)……とても丹念で静かな作品で、そして無職さんのかわいさよ。ズボラ飯の花さんと対決して欲しいです。いけだたかしさんの漫画を読むのは実は初めてでして、『ささめきこと』も今から揃えたくなってきましたよ。

『ふたりのストーリー THE STORY OF YOU&ME』(庭)

 チョイ前に買った同人誌でして、書くのを忘れてました。最近とにかく滅法惚れ込んでいる庭さんアイマス本です。漫画を読んだのは初めてだったのですが、いや全体に漂う空気と、あとなんといってもキャラの表情が素晴らしい。憧れますねーどうしましょうねホントにもう。

ロシア宇宙開発史: 気球からヴォストークまで

ロシア宇宙開発史: 気球からヴォストークまで

ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか? (光文社新書)

ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか? (光文社新書)

第六ポンプ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

第六ポンプ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

革命前夜の地下出版 (岩波モダンクラシックス)

革命前夜の地下出版 (岩波モダンクラシックス)

女中がいた昭和 (らんぷの本)

女中がいた昭和 (らんぷの本)

34歳無職さん 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

34歳無職さん 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)