3度目のワクチン打ったけど副反応なくて寂しいモデ

　2022年初記事です。
　春節ですら手遅れ。ともあれ本年もよろしくお願いいたします。

　とはいえCOVID第六波まっただなかということもあり、ブログであらためて書くこともあまりなくてですね。告知というほどの告知もまだ（まだ）できず……新しい仕事は複数仕込み中ですので、もうちょいお待ちください。面白くしますよ。
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　去年の冬コミで出したラクガキ本、通販しております。相変わらず字がぎっしりです。よろしくね。

boctokpress.booth.pm

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　来たる3月5日（土）、大阪は梅田のラテラルにてトークイベントをします。『男爵にふさわしい銀河旅行』『ワルプルギス実行委員実行する』など近作にまつわる話をする予定です。『大砲とスタンプ』の話もしたいですね。ゲストとして蝉丸Pさんに登壇をお願いしました！
　COVIDの状況が予断を許さないので延期もあり得ます。またボチボチお知らせします。来てね来てね。

lateral-osaka.com

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　イラスト置き場にしているtumblr、機能してませんなあー。pixivに戻ってみようかしらん。
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　ロシア好きとして（ウクライナも好きです）、今の状況が本当に寂しいです。あんなヤクザなことせんでもロシアは偉大な国なのに。少なくともロシア軍がウクライナへ大規模侵攻となりませんように。大規模、と書いたのは2014年にすでに軍事介入をしているからです。プーチンに雷でも落ちないものですかねえ。

本年もお世話になりました、の前にいろいろお知らせがあります

　間が開きました。2021年最後の更新かな。

　クリスマスイブの夜、さまざまな家にお邪魔してお子さんにプレゼントを贈るチャリティーサンタという活動がありまして、僕も去年からボランティアで参加しています。きちんとしたサンタ衣装とひげセットが配られ、電車に乗ったり街を歩いたりして目的のお宅へ。
　サンタ役と書きましたが、お子さんにとっては本物のサンタです。なので期待を裏切らないロールプレイをせねばなりません。任せてくださいそういうのは得意だ。
　お子さんに親御さんが皆さん本当に嬉しそうにしてくれるのが、こちらもすごく幸せになるのですよ。良い活動です。来年も続けたいな。あと道中、少年少女をはじめとしていろんな人が反応してくれるのが楽しい。こちらもサンタですからうかつなことはできません。きちんと返事もするし記念写真にだって応じますとも。
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　おしらせいくつか。
　理想の乙女を求めて銀河を遍歴する『男爵にふさわしい銀河旅行』、完結の3巻発売中です。大団円です。3巻と短くありますが、ひとつひとつのエピソードのページ数が少ないのでむしろお話自体は多くなっています。ぎっしり。
　応援企画で奇械田零士朗さんと白浜鴎さんに男爵絵を描いていただいたのがとても嬉しかったです。お二方とも大好きな漫画家さんなんですよ。

https://twitter.com/RASENJIN/status/1468910505637326849

www.shinchosha.co.jp

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　革命騒ぎから銀行強盗から中世ルーシのファンタジーから魔女の夜宴まで10本の読み切りを集めた作品集『ワルプルギス実行委員実行する』が発売中です。なにかとてんこ盛りで、僕の漫画をまず一冊なら『螺旋人同時上映』とならんでお勧めしたい本になりました。あ、でも男爵も全3巻だし揃えやすいよ！
　どちらも面白さについては自信を持って太鼓判ですのでよろしくお願いいたします。

www.hakusensha.co.jp

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　オミクロン株の拡大でいよいよ第六波が本格化しつつある現状で悩んだのですが、冬コミに参加します。二日目、31日（金）西地区な-23a「ボストーク通信社」です。新刊のラクガキ本『厄除け画集2021』を用意してお待ちしていますので充分にお気をつけていらしてください。よろしく！

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　今年は単行本が3冊出せまして、また今までの連載がすべて完結。次へ向けての仕込みの年でもありました。
　宝島社の『このマンガがすごい！　2022』で、辻真先さんに『大砲とスタンプ』を挙げて頂きまして本当に光栄です。来年は新連載も始まりますし、これを糧に気合い入れていきますよ。
　それでは皆さんどうぞ良いお年をお迎えください。

グラン・ヴァカンス

　『DUNE/砂の惑星』があまりピンと来ず、『ブレードランナー2049』といいヴィルヌーヴ監督のSFとはどうも相性が悪い様子。『メッセージ』は面白かったけれども。
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　10日ほどバカンスとしゃれこんでおりました。
　どこか遠くへ旅行に出たわけではなく、近郊のウィークリーマンションに閉じこもってラクガキ三昧の日々。積読を崩すべく本もたくさん持ち込んだのだけど、放ったらかし。難しい顔の映画のDVDもたくさん持ち込んだのだけど、放ったらかし。ジャッキー・チェンやチョウ・ユンファや宍戸錠やフランコ・ネロが出ている映画は観ました。たいへんひさしぶりに『男たちの挽歌2』を観たら記憶以上に雑な映画でびっくりしましたよ（それでも面白いのだから映画はわかりません）。あと漫画と画集もじっくりにらんできました。『ダンジョン飯』と『とんがり帽子のアトリエ』を1巻から読み返したり。ファンタジー分を充填です。
　ストレスが溜まっている実感はあまりなかったのだけど、それでも何やかやと鬱屈はあったのだと思います。ネタの引き出しがだいぶ錆びついておりました。ラクガキをしばらく続けていると錆も多少は落ちた気配。ラクガキバカンス、精神衛生上きわめて良いことがわかったのでまたやりたいですね。本当はひと月ばかり、休むのに飽きるぐらいではじめてバカンスと言えるのだろうけども。あと積読をいつ崩そう……。
　とにもかくにも漫画描きたい気分が盛り上がってきたのはバカンス、たいしたものです。
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　理想の乙女を求めて銀河を旅する『男爵にふさわしい銀河旅行』、いま発売中のコミックバンチで堂々の最終回を迎えました。適当きわまる漫画でしたがこれも皆さんの応援あってのことです。いま3巻の作業中で、近々またお知らせできることでしょう。
　過去の話が一部無料公開されていますので是非に読んでください。面白いよ！

www.comicbunch.com

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　「楽園　Le Paradis」37号が発売中です。読み切り『ダンス・マカブルのご用命は』を描きました。西欧中世もの、意外にも描くのは初めてではないかしら。買ってね読んでね。今まで読み切りを描いてきた楽園、次号から連載『スターリングラードの凶賊』がスタートします。その予告も載ってまーす。

www.hakusensha.co.jp

新さんま食べたので秋本番です

　緊急事態宣言が明けて、店でお酒解禁となると都心から離れたウチの近所でもなんだか街が華やぎますね。ウイルスは人の都合なんぞ知ったことではないので浮かれすぎてもいけませんが、ともあれ。〆切明けたらバーに行くぞ。漫画で居酒屋の場面描いているとなんだかモゾモゾします。
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　僕が監修でお手伝いをしておりますコミック版『戦争は女の顔をしていない』（小梅けいと　スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ原著）が、日本漫画家協会漫画賞のまんが王国とっとり賞を受賞しました。授賞式では萩尾望都・里中満智子両先生より講評と激励を頂くという素晴らしさ。小梅けいとさん、おめでとうございます！

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　ぎりぎりの告知になりました。
　10月6日（水）～12日（火）の日程で、大阪のカフェギャラリーきのねにて開催されますグループ展『宇宙飛行士たちの日常』に参加します。梅田駅から歩いて10分ほどですね。

kinone.gallery

　『男爵にふさわしい銀河旅行』の原稿と、あと描き下ろしのミニイラストを展示します。ミニイラストは販売もしておりますので、よろしくお願い致します。
　僕は在廊しておりませんが（会期の終わり頃にお邪魔できるかもしれません。そのときはまたお知らせします）、フライヤーを置いていますのでご自由にお持ち帰りください。
　イベント（ここのところは流行り病でそれもままなりませんが）というと大体東京や首都圏に偏ってしまうので、他の地域でなにかやりたかったところなのですよ。来てくださいねー。他の参加者さんも素敵ですよ。

気がつけばなんだか忙しい

　何もしなかったのに夏が終わってしまいました。
　そしてスケジュールをあれこれしていたら、予定していた休みがどんどん遠ざかる悲しさ。がっかりしょんぼり。自業自得なので誰に腹を立てるわけにもいかぬのだ。
　でも『ダンジョン飯』11巻を読んだら大興奮して立ち直りました。すごいものは本当にすごい。

　あと最近観た映画『くじらびと』『アナザーラウンド』『カラミティ』がどれもすこぶる面白くて大変です。特に『くじらびと』と『カラミティ』はスクリーンで観るべきとてつもない絵の作品なので、皆さん是非劇場へ。『カラミティ』は吹き替えをお薦めします。字幕が絵にかかるのはもったいない。

映画『くじらびと』予告編 - YouTube

マッツが舞う！『アナザーラウンド』予告編 - YouTube

映画『カラミティ』予告編【2021年9月23日 新宿バルト９ほか 全国順次公開公開】 - YouTube

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　はいお知らせです。いろいろあるよー。
　まず、楽園のweb増刊にショート読み切りを描きました。きわめてしょうもない話ですが面白いですぞ。公開はあと少し、9月いっぱいです。

hakusensha.tameshiyo.me

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　コミックバンチで連載中の「男爵にふさわしい銀河旅行」がいよいよ来月で最終回です。今月はそれに向けてのクライマックス。今までの話が一部こちらで公開されていますので読んでくださいね。公開されているのは最新話ではないものだから自分でもしばらくぶりに読む話ばかりで、ウチは楽しいもの描きますね。お安い娯楽だ！

www.comicbunch.com

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　設定協力で参加しておりますスチームパンク女学生スパイアクション『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第2章の劇場公開が始まりました。物語がいよいよ本格的に展開します。おもしろメカや新キャラも続々。自信を持ってお勧めできます。よろしく！

www.youtube.com

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　「靴ずれ戦線」を連載していたCOMICリュウが創刊15周年を迎えまして、電子書籍フェア「COMICリュウ創刊15周年記念 生誕祭」が始まりました。フェアの後半、10/6からの第二弾につくお祝いBOOKにペーパーを寄せておりますので是非是非。

www.comic-ryu.jp

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　先日熱海で発生した伊豆山土砂災害につきまして、日本漫画家協会の主催で被災者支援のチャリティオークションが行われます。漫画家が寄せた色紙をヤフーオークションに出し、その収入を義援金窓口に寄付します。僕も一枚出しておりまして、10月4日よりオークションにかかります。詳しくはこちらを御覧ください。日程が近づきましたらまたお知らせします。

note.com

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　ああ大変。とりあえずこんなものかしら。
　他にも予定しているイベントなどありますので、近々あらためてまた告知します。
　そうそう、11月のコミティアに申し込みましたよ。世の中どうなっていることでしょうねえ。

オリンピックの日程折返しでの覚え書き。もしくは10年後に読み返すためのメモ

　ワクチン、二度目の接種を受けました。ファイザーです。
　おなじみの上腕部鈍痛以外で自覚できる副反応なし。万全の準備を整えていたのにがっかりションボリ。
　これで万事解決というにはほど遠く、今後も用心して生活しないといけないわけですが心理的にはずいぶん楽になりました。
　しかしながら未だに予約すらできない方が多くてちょっと申し訳なくはありますね。あと抗体が保つ期間やデルタ株を含む新しい変異株のことを考えるとそう遠くない将来に三度目の接種が必要になりそうで、そこの案配はうまくやっていただきたい。（追記：三度目の接種以前に世界で接種を受けていない人に優先すべき、というWHOの主張はまったく正論です）
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　さて、本日東京におけるCOVID-19新規感染者は4000人を突破しました。全国では引き続き1万人超え、伸び率や陽性率はどえらい高止まりが続き、実効再生産数は1.4以上。医療現場は確実に破綻へと近づきつつあります。
　この傾向は予測されていたことであり、しかもピークアウトはおそらく当分先のこと。と知っていても、いやーなかなかに浮足立ちますね。政府も各種シミュレーションでこのことはわかっていたはずであり、そのうえでいまの政策なのが気に入らぬところではありますが。
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　先日人間ドックにも行きまして、年相応にガタが来ている以外はおおむね問題なし。痩せましょうねと言われるのは恒例行事。あッでも減量していることは褒められました（真面目に節制してるんですよ！）。
　その安心感とCOVID-19感染状況で浮足立つ相乗効果で暴飲暴食したくなる。これは発見でした。しませんよ我慢しますよ。
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　「どうぞ勝手にやっていただきたい」精神を発露してオリンピック中継やスポーツニュースは観ておりません。なので開会式のあれこれや個々の競技についてはなにも言うべきことはなく、また五輪全体についての意見も前回の記事のままです。
　それを踏まえた上で、今からでも再延期・もしくは中止しませんかオリンピックとパラリンピック。
　今回の感染拡大は五輪が主な理由ではないでしょう。しかし政策の選択肢を狭めていることやリソースを奪っていること、また気候も含めて選手のコンディションが万全でないのも明らかです。運営を支援しているスタッフの体制もあぶなっかしく、また五輪再延期・中止することでアナウンス効果も大きいはず。五輪は天災ではないのだから止められますよ。簡単なんでしょう菅総理。
　それに加えて再度の給付金や企業・店舗への支援を公正にかつ手厚く、ざばざばとカネを突っ込みながら大都市圏の人流を徹底的に減らす施策も必要じゃないかしら。
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　おまけ。西浦博教授のインタビューが、7月28日時点で疫学から見た危機感をよく表しています。

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　あッ平沢の新譜買わなきゃ。
　

五輪開会式を3日後にひかえての覚え書き

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　本当は海外旅行に出るつもりだったのです。
　オリンピック、僕はそんなに敵意を持っているわけではありません。近年だとロンドン五輪の開会式はえらく面白かった。自分とこの君主をあんな扱いしてのける国はそうそうないよ。そらまあ資本主義とナショナリズムが合体した問題山積の怪物イベントではありますが。
　ただ、東京はもうやらんでええやろうと思っていました。誘致時のいかにもなプロモーションの数々も鼻についたものです。とはいえ開催が決まってしまったわけで、あらあらまあまあ。それならそれで仕方ない。どうぞ、ご自由にやってください。ただこちらも付き合う義理はない。東京を脱出してロシアかウクライナか、アルメニアかキルギスか……と算段をめぐらせておりました。
　が。
　そのあとの世界のいち大事はご存知のとおり。ああもう。
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　五輪はご自由にどうぞ。こちらは関わりません。
　そのつもりが、ああそのつもりがCOVID-19のせいでひとつ同じ屋根の下。強制的に関わり合いになってしまいました。
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　2021年夏。COVID-19が猖獗をきわめるなかで本当にやるらしいですよ、五輪。
　この状況下、なぜやるんでしょうね？　いろいろ憶測はできますが、結局いままで得心のいく説明はありませんでした。「人がバタバタ倒れようが五輪を遂行するのだ」ぐらいの気合いを見せてくれれば、少なくとも心意気は買ったでしょう。
　どうにも不思議なのです。東京都も日本政府も、この状況でなんとしても五輪を開催するという心意気が見えなかった。ロックダウンしてでも補償を大盤振る舞いしてでも五輪最優先、な主体性が無かった。自分たちにはどうしようもない、避け難い天災がやってくるのだから仕方ない……なぜ君らにはそれがわからんのだ、そんな諦めのようでした。
　奇妙な主体性やポリシーの欠如、全体の舵取りの不在はそこここに感じられます。決まったことだから、そういうことだから、できるだけ無難に、コンセプトのため理路を立てて守るわけでもなく非難が起こればおずおずと引っ込める、てんでばらばら。森前大会組織委員長は、その地位にふさわしい人物だったかどうかはさておき、少なくとも五輪に向けての主体性はあったように思うのです。
　まあいい。
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　やめろとは言いません。実は五輪中止の署名はしましたけども。でも、この夏は止しましょうよ。楽しみにしている人も、危惧する人も、アスリートも皆が皆不満を持ってブスッとするばかりじゃよ。今年はCOVID-19対策に政策やリソースを集中できるよう、再延期で手を打とうではないですか。来年にすれば客も入れられる、皆の前で競技やイベントができる、インバウンドで稼げる、僕は開催期間中海外へ逃亡できる。
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　ウン10年生きてきたなか、日本で起こった出来事で特にえげつないと心に刻まれている出来事がいくつかあります。オウムのテロ事件、東日本大震災……それに今回の東京オリンピック・パラリンピックが追加されました。
　不条理です。しかも政府や公的な組織が主導した。COVID-19はなるほど避け難かったかもしれませんが、去年春の段階で2年延期論は出ていました。それを2021年夏と決めたのは前首相であり、彼はそのことについて省みることをせず、その後の政府・東京都・組織委員会は活力なくなんとなくの開催に進みます。
　なんとも居心地悪い日々が始まろうとしています。誰がどこへ向けて舵取りをしているのか。何をしたいのか。誰もグランドデザインを描いてないのではないか。そのうえ誰も舵を握っていないのではないか。しっかり観て、覚えておかねばならないけど、いやはや。