- ロシア旅行3日目。ヴォルゴグラードです。
- 気温は34度! 昨日もそれぐらいあったかな……練馬は37度とか言ってますのであまり威張れません。湿気もないしね。ただし陽光がすごいのであっという間に日焼けするけどな(えらい目にあった人)。
- 予定通りスターリングラード攻防戦博物館へ。たいへん気合の入った、かつ丁寧な展示なのだけど、いまひとつ感銘を受けませんでした。やはり神格化された戦いという空気が強いせいかしら……当時の兵士が使っていたチェス盤や蓄音機、市民が持っていたイコンなどは興味深かったですね。
- 結局トラクター工場に行く暇は無くなってしまって残念。
- モスクワ行き列車に乗るためテクテク移動中に、ピカピカゴロゴロ。ははあこちらでも夕立ってあるのだなあ。
- 市街や博物館にはあまりピンと来なかったヴォルゴグラードだけど、ママエフの丘とヴォルガ川、あとすこぶる暑い南ロシアの夏は堪能できました。来てよかった。
- 駅には改札があるわけでもなく、ホームに止まっている列車、自分が乗る車両の前に立っている乗務員にEチケットとパスポートを見せれば手続完了。今回はEチケットを見もせずパスポートだけでOKでした。楽ちん。
- 列車は15時5分ヴォルゴグラード発、翌朝09時58分モスクワ着で約19時間の旅。キエフ-モスクワ間より遠いのね!
- さほど早くもない列車から観る風景は、荒地野原雑木林護岸工事なんかされてない川、地平線まで広がる耕地にひまわり畑、ときどき田舎町の繰り返し。眠くなります。
- でも視界の2/3を占める雲の峰々や夕暮れが素晴らしいのです。こういう360度の空の下で戦争していたのだね……モノスゴイ夕暮れや神々しい天使の階段も目にしていたのだろうなあ。この、地平線と大空を舞台にした戦場を描けた漫画は未だ無いのではないかしら。チャイコフスキーの1812年序曲ぐらいでないと……ああ博物館の大パノラマ絵はこの広がりを再現しようとしていたのかもしれません。あとソ連戦争映画もそうですね。来て見てはじめて得心のいくこの広大なナニカ。
- 2人用コンパートメントを独り占めしていたら、夜半になってビジネスマンらしいロシア人さんが乗って来ました。
- 今日の写真はこちらからどうぞ。