キック・アス

 ヒーローに憧れて日常を逸脱してしまう人たちの物語。さわやかエンターテイメントに見せかけた狂気のお話で、すこぶる面白かったです。原作はもっと陰惨でキジルシな話だそうですね(そのうえで、映画化するなら正解のアレンジだそうで)。ニコラス・ケイジがアメコミオタクとしての面目躍如で、実に楽しそうに演じていたのが印象的。天才殺人ちよちゃんことヒットガールのアクションが爽快なのもともかく、音楽の使い方が素晴らしいのですよ。「夕陽のガンマン」が流れ出したときは手を叩いて大笑いしてしまいました。全体のセンスはタランティーノに近いかも。そしてAmazonではサントラがえらく待たされるのね……音楽と映像を楽しむためにもスクリーンで観ることお勧めです。原作も買おうっと。

まんがタイムきららMAX

 ゲスト連載「アキタランド・ゴシック」がお目当てで買ってきました。サークル「秋田モルグ」の器械さんが商業漫画デビューですよ! しかも萌え四コマ誌! どうなることかと思いましたが、ちゃんと(?)掲載誌のテイストに合わせつつ、それでいて器械さんお得意の不穏さも漂わせるステキ漫画になっています。主人公アキタちゃんが角ッ娘で、僕の好みド直球じゃないですか。しかもそれが単なる記号にとどまっておらず、角というガジェットに焦点を絞ってネタを展開していくという手法も好みでしたよ。ゲスト連載ということで全部で3回載る予定なのだとか、もっと見たいからアンケートを送るのです!

『Le Grand Duc』1巻、3巻

 先日知ったフランスのBD作家Romain Hugaultの漫画が届きました。これはどえらい傑作戦争漫画です、いやフランス語は読めませんけども……。舞台は第二次大戦の東部戦線、ドイツ軍パイロットとソ連軍女性パイロットの二人が主人公です。素晴らしい飛行機絵を描く人で空戦シーンは見とれるほどなのですが、エロと血もかなり容赦なくて東部戦線度高いです。2巻の入荷が遅れているそうで、はよう届かないかな。あとせめて英語版出ないかな。そしてHugaultさんの他作品もいろいろ注文しましたとも。いろんな人に見せびらかしたくなりました。

『鍵開けキリエと封緘師』3巻(池田朝佳)

『ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック』2巻(深見真

ブラック・ラグーン 罪深き魔術師の哀歌』(虚淵玄

シノビガミ戦』2巻

ブラック・ラグーン 2 (ガガガ文庫)

ブラック・ラグーン 2 (ガガガ文庫)

シノビガミ・リプレイ戦(2)  妖狐、中天に舞う (富士見ドラゴン・ブック)

シノビガミ・リプレイ戦(2) 妖狐、中天に舞う (富士見ドラゴン・ブック)