■ - MINITRUE

『ヴィンランド･サガ』8巻（幸村誠　 講談社）

　言うまでもなく面白いのだけど、単行本で読んでいる僕にとって帯の文句はクリティカルにネタバレでした。ありゃ無いよぅ！　アシェラッドが宴席に出るとき、ローマを思わせるトーガをまとっていたのが印象的です。

『シスタージェネレーター』（沙村広明　 講談社）

　やっぱりこの芸風が好きです。あとウエスタン描きたくなるノウ。……と言うと「じゃあ描け」てなことになりますが、僕が描くと多分19世紀シベリアか、ロシア国内戦を舞台にしたガンアクションになると思うのです。やはり「じゃあ描け」てことになりますが、ロシアの木造民家って描くの結構めんどくさいんですよ。特に窓。……でもいつか描きたいし、うむ資料を集めねば！

『あなたのための物語』（長谷敏司　 早川書房）

　くわねさんが絶賛していたので購入。くわねさんの嗅覚はとても頼りにしているのです。あと長谷敏司は今までも評判を聞いていたものの、手を出しそびれていたのでこの機会にエイヤと。

『周縁から見た中世日本』（高良倉吉、高橋公明、大石直正　講談社学術文庫）

　中世日本の東北・蝦夷・日本海交易・琉球・海賊。このテーマで面白くないわけがありません。中世日本の社会構造は近世とまったく違って実に刺激的です。この本や、『百姓から見た戦国大名』や『寺社勢力の中世』といった視点を中心にすえたゲームやドラマって無いのかなぁ。『もののけ姫』はそんな感じで好きなのだけど（まぁ網野善彦ですね）。