あれこれ

  • メリークリスマス! ロシアでは今日がクリスマス、キリスト降誕祭なのです。ユリウス暦を使っているので日がずれて今日になるのですね。ニコライ堂に行ったらなにかやってたのかしらん。
  • 新PC購入のため、いろいろ積算していたらだんだん暗い顔に。今使っているのがほぼ10年前そのままの環境なので、周辺機器からなにから総とっかえなのですよ。あらためてちゃんと見積もりは出してもらうとして、今冬のロシア旅行はあきらめないとダメそう。去年は行ってないので今年中には絶対詣でるとしても、寒い時期に行きたかったなあ。ああ……。せめて春までに温泉に行こうと決意しましたよ。熱海か湯河原あたりで。
  • 遅ればせながらカレンダー買ってきました。ここ数年は月齢入りがお気に入りです。寒いうちに人里離れたところへ星を観に行くというのもいいですねいいですね。こういうとき免許があると便利なんだろうなー。

『共和制ローマ』

 正月には京都で『共和制ローマ』をプレイしてきました。共和制ローマで派閥を率い、外敵に対し団結しつつ、しかし内部では権力闘争にあけくれるという傑作マルチボードゲームです。フレーバーとルールが噛み合っているのも好みですよ(『ディプロマシー』などはちょっとその辺に乖離があると思うのです)。僕の経験では、大抵ハンニバルに滅ぼされてしまうこのゲーム、今回はポエニ戦争にほぼ確実に勝てる見通しがつくまでに至りました。ブラーヴォ! まあ、カード運が良かっただけともいいますが。ゲーム自体は時間の都合で最後までプレイできず、中断に至りましたがそれでもローマに未来が見えるところにこぎつけたのは素晴らしい。前にプレイしたときは対カルタゴ最終兵器のスキピオ・アフリカヌス先生がポエニ戦争とは全然関係ないイリリアくんだりで突如戦死し、プレイヤー全員の心が折れたりしたものです。

冬コミの同人誌

 冬コミで購入したり頂いたりした同人誌で、お気に入りの本の中から一部をご紹介してみますよ。

『BARBAROI バルバロイ』(randam_butter

 新しいライフスタイル「蛮族」を提唱する気ちがいじみた、もとい爽快な一冊。伊藤計劃さん(id:Projectitoh)のセカイ系蛮族小説が目当てだったのだけど(そして読んでひっくり返って)、他の執筆者も妙に豪華なような……。しかし本書で登場する蛮族アーキタイプゲルマン人=コナン風、もしくは『北斗の拳』のザコのみ(あと騎馬民族がほんのちょっと)、というのはいささか不満を感じるところではあります。アフリカで太鼓で槍で首狩るアレも必須だと思うんですよドンドコドンドコ! あと、蛮族占いはバグってませんか、そんなこと気にしてると脳天割られますか。ともあれ、RPGでバーバリアンをしたくなる蒸し暑い本でした。イカス。randam_butterからは黒川ケンキチ(id:krokawa)画文集『長い旅の記録』なるものが出ていて僕も大喜びで買ったりしましたよ。

『FAPR 火』(辺境紳士社交場

 今野隼史さんのラクガキ本。ある日、今野さんがラクガキのお題を募集したところ大量のリクエストが届くのです。おおむね気楽で無責任で、なかには今野さんがよく知らないネタも混じっています。そんなリクエストに、猛然と取り組んだ疾走感あふれる一冊、それがこれ。ときには真っ正面に取り組み、ときにはネタを交えてひらりと描いてみせる、いやはや僕には到底真似ができません。こんな怖い企画をよくやるものだと感心しますが、つい自分もやってみたくなるのがおっかないですね。ブルブル!

『月刊Kino 2月号』(Koh`s Factory

 西沢コウさんの本は毎回紹介しているような気がしますが、いい本なんだから仕方ありません。毎回漫画やアニメに登場する銃器の解説本を出していまして、今回は『キノの旅』『学園キノ』がお題です。ちなみに、僕は『学園キノ』は大好きですが、『キノの旅』は1巻しか読んでません。……損してるんだろうなあ。さて『月刊Kino』、表紙が「紅白縞模様の中国製トカレフ」なのにげらげら笑い、そして中身は例によって、西沢さんの趣味や好みを通して楽しく、しかしちゃんと銃が解説される濃厚なページ。今回は『学園キノ』元ネタ集や月刊Gunパロも多くて愉快です。裏表紙もGun誌のパロなんですが、白い部分がちょっとクリーム色がかった、Gun誌っぽい雰囲気にしてあって芸の細かさに感心したり。


 あと毎回買っているKo-wa`s Innの女子高生本は今回も理系フェチ度高くてステキだとか、コスモス不動産(あきづきりょうさんの絵は好きなんですよ好きなんですよ)のまよキンリプレイはパタポンパロの表紙が楽しいとか、滝季山影一さんの新刊はやっぱり面白かったけど安倍さんに比べると福田さんはネタにしづらそうだとかモロモロ。